メインテーマ牛久沼

牛久沼は茨城県県南に位置した龍ケ崎の沼です。しかしその周囲は龍ケ崎市のほか、牛久市、つくば市、取手市、つくばみらい市の5市に囲まれています。

牛久沼はなぜ龍ケ崎?

牛久沼と名前が付いていますが実は牛久市ではなく龍ケ崎に所在する沼です。その訳は、江戸中期、牛久沼の干拓事業に失敗した桜井庄兵衛の借財を背負わされたのが、主に現在の龍ケ崎市域の農民(牛久沼用水組合9か村)だったという、途方もない過去の歴史によるものです。

沼周辺に点在する庄兵衛新田町という地名は、桜井庄兵衛の夢の跡なのか・・・。詳しくはこちら

牛久沼の語源

  • 縄文時代、この地まで海水が流入し、「うしお来る」という意味に由来する。
  • 牛久城主由良國繁が、眼下に広がる沼を牛久沼といったことに由来する。
  • 牛久村の南にあることに由来する。
  • 水戸街道を往来する人々が牛久方面の沼といったことに由来する。
  • 「牛を喰った沼」と言う金龍寺の伝説に由来する。

特色

周辺には牛久城や旧水戸街道に纏わる歴史や河童伝説、空海伝説などたくさんの民話が伝承されています。

東京より東北東50Km、首都圏でありながらたくさんの自然が残っていて、水鳥たちの楽園です。コブハクチョウやカルガモのほか、冬にはシベリアからさまざまな渡り鳥がやって来ます。最近は釣りの名所として脚光を浴び、休日には沢山の釣り天狗で賑わいます。

また、画聖小川芋銭(1868-1938)や、「橋のない川」でおなじみの住井すゑ(1902-1997)などの文化人が活躍した場所として有名です。

交通

JR常磐線
龍ケ崎市駅西口より水辺公園まで徒歩12分(上野より快速電車50分 特別快速40分)
牛久駅西口より住井すゑ文学館まで徒歩25分(上野より快速電車55分 特別快速45分)
※上野からは土浦・水戸、勝田方面ブルーライン車両の電車をご利用ください。(品川、新橋、東京からも直通電車あり)