つくばみらい市細見橋付近より望む牛久沼
平成18年年3月、筑波郡伊奈町と谷和原村が合併して誕生した真新しい市。これにて筑波郡は消滅。市内全域が旧筑波郡に属していたことが、つくばみらい市という命名ののポイントになったようであるが、隣のつくば市と紛らわしく住民には不評である。
近年、市の中心部を首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが施設され今後の発展が楽しみである。
面積79.14km² 人口40,177人 平成17年10月調べ
関東郡代であった伊奈忠治は、幕府の命により、1625年(寛永2)、小貝川と鬼怒川に長大な堤防や堰築き、湿地帯は美田へと生まれかわった。伊奈町(特に平坦地)は、今でこそ、新興住宅が並び立ち水田が広がっているが、かつてそこは大雨の度に氾濫し、葦の茂る湿地帯だったのである。伊奈という町名が治水の偉人伊奈忠治に拠ることもうなづける。
1954年(昭和29)近隣4村が合併して伊奈村となり、55年には久賀村の一部と板橋村を編入。85年町制施行。面積45.54km2人口約25,000人(平成17年調べ)
伊奈町出身の有名人といえば、何といっても間宮林蔵である。彼は、伊奈忠治の治水に関連した岡堰の工事に、農民として参加し幕府普請役下条吉之助にに見出され出世の糸口をつくった。間宮林蔵の生誕地(伊奈町上平柳)に復元された生家と間宮林蔵記念館がある。
そのほかに、みどころとして、板橋地区の不動院の不動明王及び二童子立像は国の重要文化財となっている。高岡地区や小張地区でおこなわれる仕掛け花火の一種「綱火(つなび)」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。また歴史テーマパーク「ワープステーション江戸」があり、単にテーマパークというだけでなく、テレビ・映画のドラマのオープンセットとして、フル稼働しているから興味深い。
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