地殻変動が著しい先史代、人々はここに移りり住み、自らの歴史を切り開いた。地殻変動がおさまり、さらに満ち溢れた潮が引いた時、そこには大地が広がった。そして人々は狩猟・漁労だけの生活から農業を始めるようになった。
農作業は集団を生み、その集団が巨大化し、己が領地を保持するための強力な権力者があらわれたとき、戦いに明け暮れる人類の歴史が始まった。大地の窪みには水が溜まり、大きな沼となった。その沼は人々の暮らしの恵みとなりながら、戦いに明け暮れる郷土の歴史を静かに見守ってきた。沼はいつの日か牛久沼と呼ばれるようになった。
参考文献、龍ヶ崎市史
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