河童の歩いた道中章

三日月橋の河童

おじいちゃんは昔、ウセンさんと大の仲良しでさ、とことこ坂おりて、このあたりまでよく散歩したらしい。
え、ウセンさん知らないの、ボ~クら河童仲間ではすご~く有名な人なんだけど、なんて言うか、人間にしては河童の気持ちがわかる人で、仲間内では名誉河童とか言ってずいぶん尊敬しているのさ。
え~人間の世界ではどんな人だったけ???たしか字かいたり、絵かいたり、上手だったらしいけど、ボ~クらにとちゃそんなことどうでもいいことさ。

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釣り天狗たち

牛久沼にはいっぱい魚がいてね、でも最近は妙な魚が増えたの、あの魚、バスって呼んでいるけど、あまりおいしくないな~、でも人間様は好きみたいだね。そう、たくさんの人が釣りに来るよ。うれしいな、ボ~クたくさん人の集まるところ好きなんだ。
でもね、、、たくさん人集まるのは嬉しいけど、ゴミ捨てないでね、こう見えても河童は綺麗好きなんだよ。お願いよ!!

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新地の河童道

ここ、新地といって沼のすぐそばなんだ、、、よく、おやじと散歩したものだ、、
やさしいおやじだったが、時には厳しいお説教もあったな、、、河童の生きる道とは、、なんちゃってね、、、ここ来るたびにおやじの事、思い出すな~。

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このあたりまでくると何故かお腹すいちゃうんだ、、ボ~クご先祖様の血を引いているんだな~、、、つい悪い癖がでて、畑のもの食っちゃうんだ、、、だってキューリおいしいんだもの。
おやじの言うことによると、、、「盗んでも良い、、、その代わり沼のうなぎや鮒などをお百姓さん所へ持っていきなさい、、お百姓さんは喜んでくれるから。」
まあ~律儀なおやじだったな~。どうせ人間様にゃ~河童の気持ちなんてわかりゃしないのに。


蛍の里

最近は蛍が少なくなったな~、どうしてだろう?、、、、、
昔は蛍がいっぱいいてね、親父が蛍を集め、籠の中へ入れて提灯にしてたらしい。
人はそれを河童の送り提灯とかいって随分ありがたがったのさ。
暗闇を人間様が歩いていると、親父はいつも提灯をぶら下げて足元を照らしていたらしい、お節介なことだね。

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