久沼にはたくさんの河童が生息しています。それは今も昔も変わりません。河童は人間との交流を求め時々岡へ上がってきます。 河童にも色々なタイプがいて、さびしがりや、ゆかいなやつ、陽気者、陰気者、千差万別で人間のサガとよく似ています。 ほら!そこの坂道をこちらへ向かって来る河童がいます。 あ、あれはさびしがりやのキョンキョンです。こころある方はほんの少しの時間を河童のキョンキョンに付合ってください。。 |
ボ~ク河童のキョンキョンと言います。ま、人間様にはキーキーとしか聞こえないようですが、キョンキョンです。生まれも育ちも牛久沼、牛久沼の夕日を見て育った、多情多感な河童です。 年ですか?数えたこと無くてよく解らないな、でも人間様でいうと、二十歳ぐらいかな~ ボ~ク沼のことだったらなんでも知ってるよ、なんでも教えてあげるよ、一緒に散歩をしましょう、沼のことや、河童のこと教えてあげるから、ね、ね、ね。 |
河童はいつだって沼の中じゃないや、、たまには岡に上がって人間様の様子伺いだってするんだい、、 ここ城中の人々はとっても河童に優し~んだ。だからボ~クらこの村の人間様は好きなんだ。 でも、この村まで来るの大変なんだ、、、だってここ、沼のすぐそばなんだけど、雑木林の坂道登んなきゃいけないんだ、河童にとっちゃ大変なんだ。 |
あ!!やばい、この松、見たくないんだ、 河童松といって、ボ~クのご先祖様がとっても悪い事して、この松に縛られたのさ。 聞いた話なんだけど、僕のご先祖様は、いたずら好きで、畑のキューリを盗んだり、若い女の子見っけるとお尻さわったりして、あげくの果ては沼の底までつれて帰ったり、 悪い事しても沼の底まで人間様は追っかけてこない、や~い、と思っていたらしいよ。 ところがどっこい、彦衛門とか言う、すごい男が村にいて、そりゃ~人間にしておくのが惜しいぐらい泳ぎが達者だったのさ、、、 沼の中で彦衛門との大格闘の末、ご先祖様は負けちゃったのさ、そんでこの松に縛られたっていうことよ。 |
ここだよ、なかなか綺麗でしょ、河童専用TOILETだよ、でも人間様も時々使っているよ、そうだ、ここ得月院の隣なんだ。得月院はね、ウセンさんのお墓のあるお寺でね、お墓参りした人がよく使っているよ。 |
この辺でおじいちゃんが人間にいじめられていた時、散歩中のウセンさんにたすけてもらったんだって。そんなことがあって、おじいちゃんはウセンさんと仲良しになっちゃったのさ。 |
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