1982年、竜ヶ崎ニュータウン分譲と時を同じくして開校の龍ヶ崎市立松葉小学校は、今年で創立20周年を向かえる。 ニュータウン開発中は至る所から古代人達の住居跡が出土し、県教育委員財団の発掘調査が行なわれた。松葉小学校建設予定地からも遺跡らしきものが出土し、調査の結果、縄文時代中期の集落跡と判明。その地名を採って赤松遺跡と名付けられた。 竪穴式住居の復元は、最初は児童たちの"歴史を残したい"と言う提案で始まり、その気持ちは父兄や教師に伝わり、そしてふるさとづくりの一環として、地域住民の協力を得て完成にこぎ着けた。 竪穴式住居は、その後の竜ヶ崎ニュータウンのシンボルとして街の発展を20年間見続けていたが、最近は老朽化が激しく、このたびの松葉小学校の20周年記念行事の一環として、修復されることになった。 |
写真協力 松葉小PTA役員Sさん | |
萱をとりはらった竪穴式住居 | 我らが棟梁、Hさん |
竹でできた骨組みが、随分痛んでいる。 | 龍ヶ崎市砂町にお住まいの屋根ふき職人。現在では茅葺屋根を作れる方は年々少なくなっているそうです。 |
写真協力Sさん | |
完成間近の竪穴住居 | 竪穴式住居内部 |
見事に修復復元された、新竪穴式住居
規模は直径6メートル、深さ70センチの円形床、高さ4.5メートル、
修復前とほぼ同じ大きさである。